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■第2番■ 碁石山(ごいしざん)



【納経所】
8番 常光寺

【本尊】波切不動明王

【御詠歌】たのもしき 誓いによりて いきしにの 海の波を やすくよぐらむ

【真言】ナウマクサンマンダ バザラダン センダン マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン

 

 

駐車場から石段を上って行くと広場があり、その右手に高台には大きく立派な修行大師像がそびえ立っている。なかなかの上り坂を上り、やっと駐車場があるという感じ。とにかくとっても高いところにあるお寺。



 

本堂へはさらに上を目指す。大師堂の脇の石段をしばらく上ると、道が二手に分かれる。右の石段を上れば行者堂、左側に進むと岩場を鎖で上る行場があり、こちらも行者堂に繋がる。

鎖が垂れ下がった行場を通り過ぎ、参道を下って行くとすぐに本堂。堂内は広い洞窟(鳳凰窟)で、神秘的な雰囲気が漂っている。こちらでは一緒にお経をあげていただき、また興味深いお話を聞かせて下さり、とっても充実。



お不動さんがいる場所からは海が見え、怖かったけれど絶景でした。 

 

 
| お不動さん | 21:18 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第3番■ 観音寺(かんのんじ)



【納経所】★1、3、3奥、5、6、86番 

【本尊】十一面観音

【御詠歌】御仏の 誓いの船に のりえなば 苦しき海も 苦しとわなし

【真言】オン マカキャロニキャ ソワカ

 

 

境内には生田春月の詩碑が立つ。生田春月は明治25年(1892)、鳥取県米子市に生まれ、大正末期には夏目漱石と並ぶほどの人気があった詩人で、ハインリッヒ・ハイネの翻訳、研究で功績を残した。

 

昭和5年(1930)、38歳のとき、航行中の「すみれ丸」から投身自殺した。その1ヵ月後、遺体は坂出港に上げられ、詩碑には最後の船で書き残した「海図」が刻まれている。

 

縁起によれば、当寺は弘法大師によって開かれ、ご本尊の十一面観音も大師が刻まれたとのこと。その後、慶長年間に再興され、文化年間に建てられた大師堂、護摩堂などは現在にまで至っている。


 

境内にはこんなに可愛い方が。

納経所ではいろいろなお話を伺った。千葉に住む娘さんが作ったというティッシュケースまでいただきました。
| 観音さま | 21:17 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第3番・奥の院■ 隼山(はやぶさざん)



【納経所】
3番 観音寺

【本尊】聖観音

【御詠歌】わだつみの 神の捧ぐる 灯は 心のやみも 照らすなりけり

【真言】オン アロリキャ ソワカ

 

 

1番洞雲山から500mを徒歩で進むか、第3番観音寺から約2kmの上りを行くと隼山の山門が見える。山門は立派な仁王像が左右に立つ仁王門。




仁王門の前に立つお大師様の像。足元には小さなお大師様がいっぱい!
 

山の急斜面に建つため、幅は狭いが奥行きのある境内。一番奥に岩壁を背にした本堂がある。隼山の参道にある朱塗りの新しいお堂は大師堂とのこと。

 
| 観音さま | 21:17 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第4番■ 古江庵(ふるえあん)



【納経所】
8番 常光寺

【本尊】阿弥陀如来

【御詠歌】庵の名の 古江に宿る 月影も 阿弥陀ほとけの 光りなりけり

【真言】オン アミリタテイセイ カラ ウン

 

 

「二十四の瞳映画村」のある田ノ浦の岬入り口辺りに古江庵は建つ。

 

庵に面して左側はすぐに海が広がり、小豆島88ヶ所の中で、第60番江洞窟に次いで、海に近い札所である。

 

堂内には安阿弥作と伝わる阿弥陀如来を安置。お堂の周りには、西国33ヶ所の石仏が並ぶ。

 

広い境内は防潮、防砂のために見事な松が植えられている。

 
| 如来 | 21:16 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第5番■ 堀越庵(ほりこしあん)



【納経所】
3番 観音寺

【本尊】阿弥陀如来

【御詠歌】唱うれば 即ち我も 仏なり 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

【真言】オン アミリタテイセイ カラ ウン

 

 

堀越の集落にある公園の、斜め向かいに建つ。その園内には壺井繁治(壺井栄の夫)の詩碑がある。細道を上がり、そこに面した本当に小さなお寺。普通の住宅街の、普通のお宅に上がるような雰囲気。

 

幕末の頃、島外から来た尼僧妙光がこの庵に住みつき、村の女たちのお産の面倒をみるようになった。あるとき幕府の捕手が向けられ、村人は妙光を岩穴にかくまう。その後、お産のたびに姿を見せた妙光も、ついに岩穴で息を引き取ったという。

 

現在も堀越庵に妙光の墓があり、子宝・安産の仏様として信仰されている。

 

 
| 如来 | 21:15 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第6番■ 田ノ浦庵(たのうらあん)



【納経所】3番 観音寺

【本尊】無量寿如来

【御詠歌】おのずから 御法の声と 聞こゆなり 田ノ浦庵の 軒の松風

【真言】オン アミリタテイセイ カラ ウン

 

 

壺井栄(1899〜1967)の小説「二十四の瞳」の舞台となった田ノ浦分校(岬の分教場)の脇道を150m進む。この脇道に車は入れないので、海岸沿いの駐車スペースに停める。

 

境内は隣接する郷社の社と共有になっていて、平安時代からの神仏習合の慣わしが残る。

鳥居の横に中途半端な高さで伐採された大木の名残があったり、鐘楼の造りも変っていたりで、こぢんまりとした佇まいの中にも面白みがある。

 

田ノ浦庵の前を通り過ぎると山道に続く。そこは堀越庵から繋がる約2kmの歩き遍路用の道だ。

朝イチで行ったところ、ご近所の方がお花を備えたり、お掃除したりと、朝の準備をされていた。とてもキレイに保存されたお寺で、近くで管理する方々の気持よさを感じた。

 

 
| 如来 | 21:14 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第7番■ 向庵(むかいあん)



【納経所】
8番 常光寺

【本尊】阿弥陀如来

【御詠歌】わがたのむ はるけき西の 山の端に 心もすめる 有明の月

【真言】オン アミリタテイセイ カラ ウン

 

 

この辺りの住所、苗羽は「野馬」を意味し、昔は牛や馬の放牧地であった。平幡良雄氏が著書「小豆島遍路」にて「廷亨年間(1744〜1748)の村明細帳」から引用した数字によると、江戸時代、島内に牛馬が2184頭いて、苗羽には牛96頭、馬47頭が飼われていたという。

ちなみに苗羽に隣接する馬木という地名は「牧」を意味していて、同じく放牧地であったと考えられている。

 

向庵には駐車スペースが1台分しあないので、常光寺の駐車場に停めて歩く方がよい。

 

 
| 如来 | 21:36 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第8番■ 常光寺(じょうこうじ)



【納経所】★
247891011

【本尊】薬師如来

【御詠歌】この寺に ひとたび参る 世の人は よろずの願い かなわぬはなし

【真言】オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ

 

 

常光寺は日本で最も早く咲く桜と言われる「ジョウコウジザクラ」が有名。行基菩薩により開かれた当寺は、本尊の薬師如来も行基菩薩による。弘法大師も止錫(ししゃく)し、霊地に定めたという。

 

常光寺桜や河津桜、梅などの参道を抜けると鐘楼門、そして境内に。本堂を正面に、左に大師堂、右にソテツ、その奥に庫裡、信徒会館などが並ぶ。

 

その後、南朝の武将佐々木信胤(飽浦三郎左衛門)の祈願所となる。信胤は暦応2年(1339)、当時京洛三美人の一人、お才の局とともに小豆島へ渡る。星ヶ城を築き、9年間小豆島を支配した。貞和3年(1347)に北朝の細川師氏の合戦に破れ降伏、自害した。これは「太平記」に記されている。

 
| 如来 | 21:36 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第9番■ 庚申堂(こうしんどう)



【納経所】
8番 常光寺

【本尊】不動明王

【御詠歌】動けなき 心一つを かたくして 石のうてなの 上にこそおけ

【真言】ナウマクサンマンダ バザラダン センダン マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン

 

 

かなり解りづらい場所に建つ。小豆署の裏に位置するが、奥まったところにあるので、車に乗ったままでは確認できない。常光寺から小豆署の裏まで歩き、小川沿いの民家と民家の間の狭い道を行けば、小高いところに朽ちかけた大木とお堂が見える。

 

石段を上り、鐘楼門をくぐる。境内は木が鬱蒼としており、建立80年という本堂は老朽化が進んでいる。

 

 

 
| お不動さん | 16:55 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第10番■ 西照庵(さいじょうあん)



【納経所】
8番 常光寺

【本尊】愛染明王

【御詠歌】世の人の 心もやみも はれぬべし てらすは西に かぎるものかは

【真言】オン マカラギャバゾロシュニシャ バザラサトバジャク ウン バンコク

 

 

タケサン記念館の目の前。本当に小さなところで、バス停近くだったせいか、待合所かと思うくらい。中の愛染明王は、ガラスが反射してよく見られなかった。

 

 
| お不動さん | 14:09 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP