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■第4番■ 古江庵(ふるえあん)



【納経所】
8番 常光寺

【本尊】阿弥陀如来

【御詠歌】庵の名の 古江に宿る 月影も 阿弥陀ほとけの 光りなりけり

【真言】オン アミリタテイセイ カラ ウン

 

 

「二十四の瞳映画村」のある田ノ浦の岬入り口辺りに古江庵は建つ。

 

庵に面して左側はすぐに海が広がり、小豆島88ヶ所の中で、第60番江洞窟に次いで、海に近い札所である。

 

堂内には安阿弥作と伝わる阿弥陀如来を安置。お堂の周りには、西国33ヶ所の石仏が並ぶ。

 

広い境内は防潮、防砂のために見事な松が植えられている。

 
| 如来 | 21:16 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第5番■ 堀越庵(ほりこしあん)



【納経所】
3番 観音寺

【本尊】阿弥陀如来

【御詠歌】唱うれば 即ち我も 仏なり 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

【真言】オン アミリタテイセイ カラ ウン

 

 

堀越の集落にある公園の、斜め向かいに建つ。その園内には壺井繁治(壺井栄の夫)の詩碑がある。細道を上がり、そこに面した本当に小さなお寺。普通の住宅街の、普通のお宅に上がるような雰囲気。

 

幕末の頃、島外から来た尼僧妙光がこの庵に住みつき、村の女たちのお産の面倒をみるようになった。あるとき幕府の捕手が向けられ、村人は妙光を岩穴にかくまう。その後、お産のたびに姿を見せた妙光も、ついに岩穴で息を引き取ったという。

 

現在も堀越庵に妙光の墓があり、子宝・安産の仏様として信仰されている。

 

 
| 如来 | 21:15 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第6番■ 田ノ浦庵(たのうらあん)



【納経所】3番 観音寺

【本尊】無量寿如来

【御詠歌】おのずから 御法の声と 聞こゆなり 田ノ浦庵の 軒の松風

【真言】オン アミリタテイセイ カラ ウン

 

 

壺井栄(1899〜1967)の小説「二十四の瞳」の舞台となった田ノ浦分校(岬の分教場)の脇道を150m進む。この脇道に車は入れないので、海岸沿いの駐車スペースに停める。

 

境内は隣接する郷社の社と共有になっていて、平安時代からの神仏習合の慣わしが残る。

鳥居の横に中途半端な高さで伐採された大木の名残があったり、鐘楼の造りも変っていたりで、こぢんまりとした佇まいの中にも面白みがある。

 

田ノ浦庵の前を通り過ぎると山道に続く。そこは堀越庵から繋がる約2kmの歩き遍路用の道だ。

朝イチで行ったところ、ご近所の方がお花を備えたり、お掃除したりと、朝の準備をされていた。とてもキレイに保存されたお寺で、近くで管理する方々の気持よさを感じた。

 

 
| 如来 | 21:14 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第7番■ 向庵(むかいあん)



【納経所】
8番 常光寺

【本尊】阿弥陀如来

【御詠歌】わがたのむ はるけき西の 山の端に 心もすめる 有明の月

【真言】オン アミリタテイセイ カラ ウン

 

 

この辺りの住所、苗羽は「野馬」を意味し、昔は牛や馬の放牧地であった。平幡良雄氏が著書「小豆島遍路」にて「廷亨年間(1744〜1748)の村明細帳」から引用した数字によると、江戸時代、島内に牛馬が2184頭いて、苗羽には牛96頭、馬47頭が飼われていたという。

ちなみに苗羽に隣接する馬木という地名は「牧」を意味していて、同じく放牧地であったと考えられている。

 

向庵には駐車スペースが1台分しあないので、常光寺の駐車場に停めて歩く方がよい。

 

 
| 如来 | 21:36 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第8番■ 常光寺(じょうこうじ)



【納経所】★
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【本尊】薬師如来

【御詠歌】この寺に ひとたび参る 世の人は よろずの願い かなわぬはなし

【真言】オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ

 

 

常光寺は日本で最も早く咲く桜と言われる「ジョウコウジザクラ」が有名。行基菩薩により開かれた当寺は、本尊の薬師如来も行基菩薩による。弘法大師も止錫(ししゃく)し、霊地に定めたという。

 

常光寺桜や河津桜、梅などの参道を抜けると鐘楼門、そして境内に。本堂を正面に、左に大師堂、右にソテツ、その奥に庫裡、信徒会館などが並ぶ。

 

その後、南朝の武将佐々木信胤(飽浦三郎左衛門)の祈願所となる。信胤は暦応2年(1339)、当時京洛三美人の一人、お才の局とともに小豆島へ渡る。星ヶ城を築き、9年間小豆島を支配した。貞和3年(1347)に北朝の細川師氏の合戦に破れ降伏、自害した。これは「太平記」に記されている。

 
| 如来 | 21:36 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第13番■ 栄光寺(えいこうじ)



【納経所】★
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【本尊】無量寿如来

【御詠歌】西に入る 日のひかりにも たのしみを 極むる国の しのばるるかな

【真言】オン アミリタテイセイ カラ ウン

 

 

岡ノ坊から集落の小道を5分ほど歩くと到着する。山門の手前右には岡ノ坊へと繋がる遍路道。寺の敷地に沿い山の方へ続く道は、元々14番清滝山へ続く遍路道で、路肩に古い石標が立っている。

 

山門をくぐって左奥に本坊、右奥に本堂、その右に観音堂、薬師堂が並ぶ、本堂には恵心僧都作といわれる無量寿如来が、観音堂には33体の観世音菩薩が薬師堂には行基菩薩作と伝わる薬師如来が祀られている。本堂の賽銭箱の下には、存在感ある亀の像がある。

 

納経をいただく本坊の裏庭は、重森三玲作の瀬戸内海をモチーフにした竜門庭と茶室竜門庵がある。これはぜひ見たい!と無理を言って、お寺の方に見せていただいた。本坊をあがり、長い廊下を進んだ先にあったお庭はこんな感じ。

 
これは一見の価値アリ!

 
| 如来 | 20:16 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■16番■ 極楽寺(ごくらくじ)



【納経所】★
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【本尊】阿弥陀如来

【御詠歌】怠らず 願へばいたる 国にこそ 蓮のうてなは ありというなれ

【真言】オン アミリタテイセイ カラ ウン

 

 

大きな杉の木を目指して極楽寺へ。極楽寺の駐車場に入る手前左手に、小豆島の先駆者たちの石像が並んでいる。南北朝時代に活躍した佐々木信胤(のぶたね)から近代の名士まで合計23体。なかなか知っている人がいなくて、もっと歴史を勉強してから来れば良かったなぁと思いました。

 

山門までの参道の脇は畑で、畑の脇には寺に面してソテツが並ぶ。山門直前の参道脇には池があり、極楽橋がかかる。山門の柱には獅子や象の珍しい彫刻が。境内には多くの仏像がある。

 

極楽寺左脇にある山道「極楽寺坂」では小坊主に化けた豆ダヌキが出て「相撲をとろう」と誘うという。勝ってしまうと後でひどい怪我を負い、負けてやるとほとんど怪我をしないという。もし拒否すれば畑の肥溜めに突き落とされるという不条理な昔話。

ここはとても大きなお寺で、門前にも広い駐車場あり。白いお遍路姿の団体さんがバスで来ていた。

 
| 如来 | 13:33 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第17番■ 一ノ谷庵(いちのたにあん)



【納経所】
16番 極楽寺

【本尊】薬師如来

【御詠歌】晴れくもる 人の心の 中までも 空に照らして 澄める月影

【真言】オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ

 

 

片城川沿いを山側へ進み、看板にしたがい右折、坂を登ったところにある。

 

何だか小さなスペースにいろんなものがあるところ、無人でも少し賑やかな感じ。向かって右手にはお接待のお茶が用意されています。この「御杖立」はどこにでもあるけれど、風情があって素敵。

 

 
| 如来 | 09:51 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第19番■ 木下庵(きのしたあん)

 

 

【納経所】16番 極楽寺

【本尊】薬師如来

【御詠歌】濁る世の 人の心を 澄ませとの 仏の誓 頼もしきかな

【真言】オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ

 

 

小豆島ブルーラインを下ると神懸通りに繋がり、看板にしたがって右折。小さい橋を渡り、突き当たり右手に広い空き地があるので、車はそこに。

 

小高いところに建ち、コンクリートの急坂を登る。お堂は大きな建物で、昭和初期に部落の有志が私財を投じて建立したという。

 

 
| 如来 | 07:55 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP
■第20番■ 仏ヶ滝(ほとけがたき)

 

 

【納経所】21番 清見寺

【本尊】薬師如来

【御詠歌】千萬の 病を癒す み仏の 十二の誓 たのめ世の人

【真言】オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ

 

 

18番石門洞の入り口から数百mのところ、小豆島ブルーライン沿いに位置する。山門をくぐると右へルートを取るように看板が出ていて、水子地蔵や中国風の建物を思わせる鐘楼堂など順に巡ることができる。

 

洞穴内の本堂の雰囲気は荘厳。洞穴左手には十二支の石像が、奥には不動明王、薬師如来、弘法大師が並び祀られている。
本堂入り口には天井からひもがぶら下がっていて、奥のお薬師さんとつながることができる。

 

 

 

 
| 如来 | 20:08 | comments(0) | - | - | - | ↑TOP